750年前の殺人事件に探偵が挑む。殊能将之さんの「キマイラの新しい城」

キマイラの新しい城-アイキャッチ

750年前の説人事件に探偵、石動偽作いするぎぎさくが助手のアントニオと挑む、殊能将之さんの「キマイラの新しい城」を読みました。

(Amazonより)

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作品情報

出版社、出版年月等

ノベルス;2004年 講談社ノベルス

文庫本;2007年 講談社文庫

あらすじ等

移築された中世の城で起る奇抜な殺人事件! 750年前に起った殺人事件の真相究明を要請された石動戯作は、助手のアントニオと共に現地に赴く……。意表をつく設定、胸のすく展開、ミステリを超えた傑作!

※(講談社BOOK倶楽部書籍シリーズ・雑誌と既刊紹介講談社文庫キマイラの新しい城より)

雑感(ネタバレあり)

殊能将之さんの作品は、最初の「ハサミ男」のインパクトが強いためなのか、ほかの作品の評判はあまり良くないようです。

 

私は、殊能さんの2作目(石動偽作シリーズの1作目)の「美濃牛」とこの「キマイラの新しい城」を気に入っているので、何度か読み返しています。

 

まずは設定の意外性が好きです。

この設定だとミステリーというよりはファンタジーに近い内容になってしまうのではないかと思って読み始めました。当然ながら本格とは言えないのですが、ミステリーとして、とても楽しめました。(賛否両論あるかと思いますが・・・)

 

750年前の人物が今の世に現れたらどうなるか?

書く側にとっては難題だったかと思いますが、読み手も面白く読めるかどうか不安でした。読み始めたら殊能さんのユーモアたっぷりの文章に引き込まれ、まったく気にならなくなりました。

 

とっつきにくい設定かと思いますが、殊能ワールドに浸りたい方は是非。

 

 


_/_/_/_/_/_/_編集後記_/_/_/_/_/_/_

今日は法事。暑かった。

法要のすべてをお墓の前で行う形式で私は初めての経験でした。少人数だからできる法要のスタイルなのかも知れません。

住職がお話し好きの方で式が終わった後も世間話をしていたのですが、最後に住職さんが「・・・また、会いましょう・・・・・・私がそんなこと言っちゃいけない(笑)」と和やかな感じになりました。