同期の警察官の絆を描くシリーズの2作目。今野敏さんの「欠落」

欠落-アイキャッチ

今野敏さんの同期シリーズの2作目、「欠落」を読みました。

(Amazonより)

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作品情報

出版社、出版年月等

単行本;2013年 講談社

ノベルス;2014年 講談社ノベルス

文庫本;2015年 講談社文庫

 

あらすじ

警視庁捜査一課の宇田川の同期である大石陽子は、たてこもり事件で人質の身代わりとなり犯人に連れ去られてしまう。

宇田川は、同期の大石のことが気になりながらも、その後発生した死体遺棄事件の捜査にあたることになった。そんな時、宇田川は、警察を懲戒免職となった宇田川の同期、蘇我から電話をもらう。

蘇我の態度におかしなものを感じた宇田川は、人質事件と死体遺棄事件の捜査がなかなか進まない理由を探り始めるが・・・。

 

雑感(ネタバレあり)

1作目の「同期」が面白かったので、2作目も読んでみました。このシリーズは、今野敏さんの作品のなかではあまり評価が高くないようですが、私は気にっています。(まだ2作しか出てないのが残念。以下、ネタに触れる部分もあります。)
 

 

 

 

 

 

1作目では、ベテラン刑事の植松と土岐の同期関係がとても良い感じで描かれていましたが、今回は、宇田川が捜査本部のなかで地元の捜査員との関係に悩みながら捜査をする姿が良く描かれています。

宇田川と組むことになった調布署の佐倉は、与えられた役割を、たんたんとこなしていくタイプの刑事で、宇田川には、やる気のない印象を受けます。

この宇田川の態度に、私はあまり共感できず、ちょっといらっとしてしまいましたが、宇田川が同期の大石のことを気にしていて冷静に判断できていない姿を描く狙いがあるのかも知れません。

1作目の同期の時の雑感にも書きましたが、宇田川は未経験からくるちょっとアホな部分もあります。

しかし、係長や植松や土岐など信頼する相手に諭され、冷静に考えられるようになると、先輩刑事に学ぼうとする姿勢が現れ、好感が持てるようになり、事件も解決の方向へすすみます。

すっきりした終わり方が良いです。

公式サイト等

ざ・今野 敏 わあるど-公式サイト

今野敏 (@konno_b) – Twitter

今野敏の軌跡 ~作家生活40周年〜– Twitter


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台風の影響で関東は雨模様です。半袖で買い物に行きましたが、風が吹くとちょっと寒いぐらいですね。