東野圭吾さんの短編集「怪しい人びと」

怪しい人びと-アイキャッチ

東野圭吾さんの短編集「怪しい人びと」を読みました。

(Amazonより)

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作品情報

出版社、出版年月等

ノベルス;1994年 光文社

文庫本;1998年 光文社文庫

あらすじ等

収録作品

「寝たいた女」

「もう一度コールしてくれ」

「死んだら働けない」

「甘いはずなのに」

「灯台にて」

「結婚報告」

「コスタリカの雨は冷たい」

あらすじ

「寝ていた女」

職場の同僚数人にアパートを貸した主人公は、ある日、家に帰ると知らない女が寝ていて、同僚の誰の女なのかを問い詰めるが・・・。

雑感(ネタバレあり)

20年以上前に発表された作品ですが、読んでいなかったので、最近になって読みました。

なかなか面白かったです。

(以下、ネタに触れる部分、又は、ネタを推測できる記述があります。)

 

 

 

 

 

 

お気に入りは「甘いはずなのに」。

謎の設定、物語の進行、謎の解明、どれも見事です。

この謎の設定はかなり難しいとは思いますが、良くできています。最近も同じような設定で長編の作品(※)を読みましたが、その解明も見事でした。(私の好みですが・・・)

※ 作品名はネタがモロバレになるので書きません。

 

「寝ていた女」は、有名な映画のオマージュ作品のようです。これもなかなか楽しめました。

作品のなかでも触れていますが、映画と設定は酷似しているようです。(映画を見ていないのでわかりません。)

 

東野さんの短編で私のお気に入りは「黒笑小説」です。(「○笑小説」シリーズはどれも良いですよ。)


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関東では暑さが和らぎ、ちょっとだけ過ごしやすいですが、西日本では大雨で甚大な被害が。