東野圭吾さんの「マスカレード・ナイト」

マスカレード・ナイト-アイキャッチ

刑事がホテルマンに扮装して事件を捜査する東野圭吾さんの「マスカレード・ホテル」の続編「マスカレード・ナイト」を読みました。

※ マスカレードシリーズは、ホテル→イブ→ナイトの順で発表されていますが、マスカレード・イブは、時系列としては、マスカレード・ホテルの前になります。

(上の画像をクリックするとAmazonへ)


あらすじ

都内で発生した殺人事件に関して、ホテル・コルテシアで開催されるカウントダウン・パーティー会場に犯人が現れると警視庁に密告があり、新田は再びホテルマンに扮して、犯人を待ち受ける。

雑感

面白かったです。(以下、ネタバレあります。)











雑感(ネタバレあり)

マスカレード・ホテルと同じホテルが舞台で、設定もほぼ同じという印象を持っていたので、あまり期待しないで読み始めました。

しかし、タレコミがあって警察が張り込むことが、物語を複雑化していて、意外と面白かったです。ホテルマンも新しいフロント係が登場するので、ホテル業務についての描写も興味深く読みました。(よく調べているな~)

犯人は意外でした。

前作と同様に、ホテルの客の対応に苦労するホテルマンを描きつつ、事件の核心に迫っていくのですが、関係のないと思っていたあの客が……。

前作と違い、これは映画にするのは難しいだろうな。