密室にした方法が興味深い森博嗣さんの「封印再度」を読みました。
（Amazonより）
（上の画像をクリックするとAmazonへ）
目次 表示
あらすじ
50年前に2つの家宝を残してとある日本画家が密室での謎の死を遂げる。
2つの家宝にその謎を解くヒントはあるのか？
雑感
森博嗣さんのS&Mシリーズの5作目です。（以下、ネタバレあります。）
雑感（ネタバレあり）
以前にも記載しましたが、S&Mシリーズではこの作品が一番のお気に入りになりました。
以前にも他の作品の雑感にも記載したと思いますが「密室にした方法とその理由に納得できたもの作品」を好きになります。
この作品では、「密室にした方法」を気に入っています。
気に入ったのは、思いもよらない方法が使われたからで、その分野に明るい人や古今東西のミステリーを読み漁っている人にとっては、つまらないものなのかも知れません。（私は全く知らないことだったので・・・）
トリックに重きを置いた作品は、一度読んでしまうと2回目以降、なかなか楽しむことができませんが、このS&Mシリーズは、キャラクターを気に入っているので、密室のトリックを気にせず、物語を楽しむことができます。
この作品は作品名も気に入っています。5作目を読むまであまり気にしていなかったのですが、このシリーズは日本語の作品名と英語の作品名を工夫していて面白いのです。「封印再度」⇔「WHO INSIDE」
作品情報
ノベルズ；1997年 講談社ノベルズ
文庫本；2000年 講談社文庫
著者の森博嗣さんの公式サイトなど
私は機関車制作部の更新を楽しみにしています。
森博嗣の浮遊工作室
