漫画家、吾妻ひでおさんの「失踪日記」

失踪日記-アイキャッチ

漫画家、吾妻ひでおさんの「失踪日記」を読みました。

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雑感

「失踪日記」、「街を歩く」、「アル中病棟」が収録されています。 (ほか対談もあり)

この作品は、漫画家、吾妻ひでおさんが失踪するところから始まります。

インパクトのあるイントロですが、その後はだらだらと失踪の日記が続きます。そのだらだらとした描写になんとなく引き込まれ、こちらもだらだらしながら読了しました。

「イントロダクション」の冒頭に「……リアリズムを排除して……」と書かれているとおり、「失踪日記」、「街を歩く」では路上生活者の日常を、「アル中病棟」ではアルコール依存症に苦しむ人物たちを、とてもユニークに描いています。

ご家族は苦労されたかと思いますが、読み物としては、とても面白かったです。