大学の主任教授が容疑者の精神鑑定をする逢坂剛さんの「空白の研究」を読みました。
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作品情報
出版社、出版年月等
単行本;1981年 双葉ノベルス
文庫本;1984年 双葉文庫、1987年 集英社文庫
あらすじ等
(収録作「空白の研究」)
大学の主任教授の祝田は、夫の愛人を殺害した容疑者の精神鑑定の依頼を受ける。様々なテストをして供述が二転三転する容疑者の犯行を確認していくが・・・。
収録作品
- 真実の証明
- 美醜の探求
- 嫌悪の条件
- 不安の分析
- 空白の研究
雑感
これは面白いです。(以下、ネタバレあります。)
ネタバレあり
逢坂剛さんの初期の頃のノンシリーズの短編集です。
「真実の証明」、「空白の研究」では、事件の過程、証拠品、供述等を記録形式で描くなど、一風変わった文章で書かれています。
わたしのお気に入りは「不安の分析」。読後の感想は「怖い」です。
心理的にとても怖い作品だと感じましたが、読後、読み返したくなった作品でもあります。不安に感じる物事は誰にでもあるとは思いますが、この作品で描かれているような極端なケースは希でしょう。
でも、読んでいて自分にもちょっとあるかもな〜と思っていました。う〜怖い。
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今週末は先週の台風に続き、また雨です。小雨の降る中、スーツを買いにいきました。道路が意外と渋滞していてビックリ。先週の台風、給料日後、ということで今週は出かける人が多いのか?