東京国税局査察部(通称マルサ)で活躍する女性を描く伊丹十三監督の「マルサの女」を見ました。
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※ この記事は税理士かわべのブログで掲載してものを転載し加筆・訂正したものです。
作品情報
監督、出演、公開年等
脚本と監督;伊丹十三
出演;宮本信子、津川雅彦、山崎努ほか
公開年;1987年
あらすじ
税務署に勤める主人公の女は、納税者の申告等の調査に従事しているが、あるとき東京国税局の査察部、通称「マルサ」に異動になる。
あの手この手の違法な手法で納税を逃れようとする納税者と査察部の戦い。様々な事案に関わるマルサの女は、とある密告からホテルの査察事案を担当することになる。ホテルの内偵調査を進めていくうちにホテルの脱税の手法があきらかになる。マルサの女はホテルの脱税を見破ることができるのか?
雑感
税理士になる前からこの作品を好きです。何度も観ています。(以下、ネタバレあります。)
ネタバレあり
もう30年前の作品なので、今見ると出演者の方々はとても若いです。
この作品は、脱税(申告漏れ)の手法がとても良く描かれています。税務署時代の個人事業主の申告漏れの指摘から査察部に異動後の大規模な脱税の摘発まで。伊丹さんの入念な事前の準備が作品に良く反映されています。
以前、テレビのインタビューで一冊の手帳をみながら、税務に関する勉強(取材)のエピソードを語る伊丹さんを観ました。良い作品には、事前のしっかりした準備が必要だと痛感しました。
税理士事務所に勤務するようになり再度、観てみると、過去にはわからなかった脱税の手法も「あ~なるほど」と、さらに面白く観ることができました。
犯罪者は、脱税によって得た現金をどこに、どのように隠すかに頭を使い、査察部は、その隠された資産を見つけることに知恵を絞ります。ぜひ映画で確認してみてください。
映像配信サイトは、似ている部分と似ていない部分があります。比較してみましょう。
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本ページの情報は2018年9月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT
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_/_/_/_/_/_/_編集後記_/_/_/_/_/_/_
蜂は苦手です。10月は蜂が多くなる(活動が活発になる)季節のようです。先ほども私のそばに大きな蜂が・・・姿勢を低くしてゆっくり後退しました。