ユニークな謎解きを楽しむ蘇部健一さんの「六枚のとんかつ」
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あらすじ
保険会社に勤める小野由一は、保険調査員をしている。保険金の支払いに関して、奇妙で不可思議な事件に遭遇すると、友人である推理作家の古藤に相談するのだが……。
雑感
蘇部健一さんの六とんシリーズの1作目です。
保険外会社に勤める保険調査員の主人公とその友人の珍推理が楽しめる短編集です。
とても楽しめます。くだらないと思う人もいるかと思いますが、とても面白いです。（以下、ネタバレあります。）
どれもなかなか良いですが、「丸ノ内線七十秒の壁」がお気に入り。
実際にこのトリックは使えないとは思いますが、首都圏の地下鉄であれば、このトリックをが成立しそうな駅はありそうです。
表題になっている「六枚のとんかつ」を読む前に島田荘司さんの「占星術殺人事件」を読むと良いです。
作品情報
ノベルズ；1997年 講談社ノベルズ（1998年改訂版あり）
文庫本；2002年 講談社文庫