ドーピング問題を描いた雫井脩介さんの「栄光一途」を読みました。
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作品情報
出版社、出版年月等
ノベルス;2000年 新潮社
文庫本;2002年 幻冬舎文庫
あらすじ等
日本柔道強化チームのコーチ望月篠子は、ドーピングの嫌疑がかかった2人の男子柔道選手を調査する。
大学研究室の2人の友人とともに、アスリートとドーピングの問題に挑む。
ドーピングをしているのは?アスリートを誘惑しているのは誰なのか?
雑感(ネタバレあり)
雫井脩介さんの1作目です。
第4回、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しています。
(以下、ネタに触れる部分、又は、ネタを推測できる記述があります。)
雫井脩介さんの作品を初めて読みました。
同時期に「狂貌(上)」を読んだのですが、2つの作品はかなり印象が違います。
この栄光一途はドーピング問題をしっかりと描いてある社会派サスペンスという印象を受けました。
どこにでもありそうな組織の上下関係がとても煩わしく柔の道もそんなものかとちょっと嫌な感じになりました。
アスリートとして「強く」いることと、人として「強く」生きることの鬩ぎあいを垣間見るような物語です。
残念ながら柔道の知識がないため、柔道のシーンについては、語れません。是非読んでみてください。
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梅雨の晴れ間です。関東は、涼しく過ごしやすい。