新宿で孤独に捜査をする刑事を描いた大沢在昌さんの「新宿鮫」 を読みました。
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作品情報
出版社、出版年月等
ノベルス;1990年 光文社カッパ・ノベルス
文庫本;1997年 光文社文庫、2014年 (新装版)光文社文庫
賞
第12回(1991年)吉川英治文学新人賞
1991年 第44回 日本推理作家協会賞 長編部門
LINK 一般社団法人日本推理作家協会>文学賞検索>(「推理作家協会賞一覧」で過去の作品を検索すると表示されます。)
あらすじ
新宿で警官が射殺される事件が発生。
新宿署に勤務する鮫島は、キャリアでありながら諸事情により防犯課(※)の刑事として相棒もなく、孤独に捜査をする。
鮫島の理解者である課長の桃井や鑑識の藪の協力もあり、銃の密造の天才と言われる男を追うが・・・・・・。
※ 時代設定によりシリーズ初期の作品は、防犯課、のちに生活安全課で描かれています。
雑感
大沢在昌さんの新宿鮫シリーズは好きなシリーズの1つです。
(以下、ネタバレあります。)
ネタバレあり
キャリアが所轄の刑事になるこはないとは思いますが、その設定がとても良いですね。
その設定が孤立している要因となり、数少ない理解者の協力のもと孤独に捜査を行う姿に惹きつけられます。
窓際の課長である桃井や鑑識の藪の描き方もとても良いです。気に入っています。