心理的な怖さを味わう三津田信三さんの「厭魅の如き憑くもの」を読みました。
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あらすじ
作家の刀城言耶は、山奥のとある村を訪れる。そこでおこる事件の数々を刀城言耶が解明するのだが・・・。
雑感
三津田信三さんの刀城言耶シリーズの1作目です。
ホラー作品はあまり読まないですが、なかなか面白かったです。(以下、ネタバレあります。)
この雰囲気はどうしても横溝正史の金田一耕助シリーズを連想してしまいます。
読み進めるとなんとも言えない怖さが伝わってきます。(この怖さは、子どものころに観た映画の影響が大きいと思いますが……。)
特にバスのなかの異様な雰囲気。いいですね。帰りもバスの場面も同じような雰囲気ですが、つぶやきが……(怖)。
良くできています。(ホラーをあまり読まないので、ホラー好きの方の感想はまた違うかも知れませんね。)
作品情報
単行本;2006年 原書房
文庫本;2009年 講談社文庫