アメリカの大手法律事務所を描いたジョン・グリシャムの「法律事務所」を読みました。
(Amazonより)
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作品情報
出版社、出版年月等
単行本;1992年 新潮社
文庫本;1994年 新潮文庫、2003年 小学館文庫
あらすじ
「破格の給料にBMWつき!こんなうまい話、この世の中にあるわけない」
弁護士を目指す青年が、メンフィスにある法律事務所に雇われることに。大都会と変わらぬ給与水準にBMWつき。さらに教育ローンの肩代わりに低金利の住宅ローンまで。
こんなうまい話が・・・・・・。なぜ?
雑感
最初に購入したときは、夢中になって読みました。とても面白い作品です。
(以下、ネタバレあります。)
ネタバレあり
20年ぐらい前に私が購入したときは、次の画像のような帯がついていました。
この帯を読んで購入したのですが・・・とても面白かったです。
アメリカの若手の弁護士が実際にどれぐらいの勤務時間を強いられているのかわかりませんが、この作品に描かれていることが現実に近いとすると、超ブラックですね。
(でも、フィクションとしてはそこが面白い)
超過勤務が強いられているのであれば、都会と比較してもそん色ない給料、高級車、低金利の住宅ローンも納得かと思いきや、そこには・・・。
事務所とFBIの板挟みになる主人公の姿がとても良いです。
最近では「SUITS」というアメリカの法律事務所を描いたドラマを良く見ていますが、どこの事務所も大変なんだなぁ~と感じます。
ジョン・グリシャムの小説は、他にも読んでいますが、ペリカン文書、依頼人、レインメーカーなどは映画も面白かったですね。
小説のなかではこの法律事務所が特にお気に入りです。
トム・クルーズが主演で映画化されていますが、この作品の10年後を描いたドラマも制作されたようです。(見ていません)