クローズドサークルによる本格推理を楽しめる今村昌弘さんの「屍人荘の殺人」を読みました。
(Amazonより)
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あらすじ
大学のミステリ愛好会の明智恭介と葉村譲は、同じ大学に剣崎比留子とともに映画研究会の夏合宿に参加する。そこで遭遇する殺人事件。
雑感
オーソドックスな設定ですが、意外な展開が……。予備知識無しで読むことをおすすめします。(以下、ネタバレあります。)
雑感(ネタバレあり)
読み始めは、有栖川有栖さんの「月光ゲーム―Yの悲劇’88」を思い出した人も多いはずです。よくある設定かと思ってしまったのですが、意外な展開がありとても楽しめました。
謎解きとしてもなかなか良いですよ。(本格ものとしての評価が高い部分かと思います。)二重の謎解き(殺人事件とそれに関連する謎)という構成になっているので、そこも楽しめます。
映像作品は、どのような展開になるのか?ちょっと楽しみ。
作品情報
単行本;2017年 東京創元社
文庫本;2019年 東京創元社
受賞
東京創元社>第27回鮎川哲也賞受賞作
このミステリーがすごい!>2019年度版 第1位
本格ミステリベスト10>2018年版 第1位
週刊文春ミステリーベスト10>2017年 第1位