東野圭吾さんの加賀恭一郎シリーズの「新参者」を読みました。
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※ この記事は税理士かわべのブログで掲載してものを転載し加筆・訂正したものです。
作品情報
出版社、出版年月等
東野圭吾さんの加賀恭一郎シリーズの8作目です。
単行本;2009年 講談社
文庫本;2013年 講談社文庫
あらすじ
小伝馬町で1人の女性が殺された。日本橋署の刑事、加賀恭一郎はこの事件の捜査に参加する。一見、殺人事件とは関係のないと思われるいくつもの謎を、粘り強い捜査によって解き明かしていく。
雑感
この作品を気に入っていて、何度も読み返しています。(以下、ネタバレあります。)
ネタバレあり
この作品は、それまでの加賀恭一郎シリーズの作品とはちょっと違う印象です。日本橋界隈の風景とともに、事件や人物が良く描かれています。
小さな謎が章ごとに用意されており、その小さな謎が解明されていくと、事件の全体像が徐々に明らかになっていきます。誰が殺したのかという謎だけでなく、小さな謎とそれにかかわる人間模様がとても気になり、どんどん物語に引き込まれていきます。
各章題にもなっていますが、次のお店が出てきます。(一部です)
・ 煎餅屋
・ 料亭
・ 瀬戸物屋
・ 時計屋
・ 洋菓子屋
これだけみても、殺人事件と何の関係があるんだろうって思いますよね。「まわりから攻める」という感じでだんだんと殺人事件の核心に迫っていきます。
人形焼きって餡がないのがあるんですね。
日本橋界隈に行きたくなる作品です。このシリーズの「麒麟の翼」、「祈りの幕が下りるとき」と合わせて読むのが良いかと思います。
〇〇〇が犯人なのはちょっと残念ですが。
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関東は曇天です。蒸し暑いですね。週末は床屋さんへ。床屋さんの散髪の時に着るマント(クロス?)って暑いですよね。