五條瑛さんの本格情報小説(※)「消滅のリスト」を読みました。
※ 小学館文庫の背表紙より。
(Amazonより)
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あらすじ
会議が開かれた。
世界の運命を決めるその会議で作成されたあるリストを手に入れたバードは、そのリストの入札を開催する。
入札に参加するもの、リストを力づくで奪おうとするものなどリストを巡って、様々な思惑が入り乱れ、関係国の情報機関が争奪戦を繰り広げる。
雑感
プラチナ・ビーズに続いて読みましたが、なかなか面白かったです。(以下、ネタバレあります。)
雑感(ネタバレあり)
スパイものにはありがちですが、ちょっと複雑です。
物語が進むと、だんだんと繋がりがわかってくるので、先が気になって読むスピードも早くなります。
あまり過激な描写がないのが気に入りました。巧みな文章で、誰だ?という謎を産み出し、様々な伏線が張り巡らされていてとても面白いです。
都市や平和について語られる描写がありますが、なかなか興味深く、この物語によいスパイスとなっていと思います。(ちょっと怖いですが)
作品情報
文庫本: 2013年 小学館文庫