本格スパイ小説を楽しむ五條瑛さんの「プラチナ・ビーズ」を読みました。
(Amazonより)
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あらすじ
米国の下請けアナリストの葉山と米国海軍所属の坂下が、それぞれ担当する事件を追ううちに「プラチナビーズ」にたどり着く。プラチナビーズとは?
雑感
五條瑛さんの作品を始めて読みました。とても良かったです。(以下、ネタバレあります。)
読了後のこの感覚は、高村薫さんの「リヴィエラを撃て」を読んだ後の感覚に似ています。(スパイ小説なので当たり前かも知れませんが。)読了後は、伏線等を確認したくなり、前半部分を読み返したくなりました。
17年前の作品なので、世界の情勢はかなり変わったと思いますが、今、読んでも十分に楽しめます。
「プラチナビーズ」が何を表すのかということについては、なるほどという感じ。
作品情報
五條瑛さんのデビュー作です。
単行本;1999年 集英社
文庫本;2001年 集英社文庫