現在と過去の物語を楽しむ綾辻行人さんの「水車館の殺人」を読みました。
あらすじ
幻想画家、藤沼一成の一人息子、紀一は仮面をかぶったまま水車館に住む。この水車館で1年前に起こった事件に興味を持った島田潔がその水車館を訪れ・・・。
雑感
館シリーズは大好きです。(以下、ネタバレあります。)
現在と過去が交互に描かれています。これが、面白いです。
前作の「十角館の殺人」では、島と本土の物語が交互に描かれていました。若かりし綾辻さんのお好きな章立てなのかも知れません。
館の間取り図が掲載されていますが、独特の館です。これがまた良いですよね。住んでみたくはないですが、行ってみたくなります。
作品情報
綾辻行人さんの館シリーズの2作目です。
ノベルズ;1988年 講談社ノベルス
文庫本;1992年 講談社文庫、2008年 講談社文庫(改訂版)