公安の刑事を描いた今野敏さんの「アクティブメジャーズ」を読みました。
あらすじ
大手新聞社の編集局次長の死体が発見され日、倉島は新たな任務に就く。任務を遂行していくと自分と無関係と思われた編集局次長の事件との関係が見え始める。刑事との衝突を避けながら真実を突き止める。
今野敏さんの倉島警部補シリーズの「曙光の街」、「白夜街道」、「凍土の密約」に続く第四弾です。
雑感
面白かったですが、第4弾はそれまでの3作品とはちょっと違うと思いました。(以下、ネタバレあります。)
雑感(ネタバレあり)
前3作品では、倉島警部補は懸命に捜査をしているという印象が強かったですが、この作品では(公安の高等な)研修を修了しているという設定のため、落ち着いているような印象を受けました。ただし、エースと呼ばれる公安員と比較するとまだまだ甘い感じもあり、それもなかなか良いです。次回作も気になります。
作品情報
単行本;2013年 文藝春秋
文庫本;2016年 文春文庫