山に纏わる短編集。真保裕一さんの「灰色の北壁」を読みました。
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あらすじ
滑落した登山者を救うリタイアしたばかりの元救助隊員、北壁にまつわる記事を作成したルポライターが自分の作品の真実を見極める、息子を亡くした山へ挑戦する父親の謎の行動。山にまつわる3つの短編集。
雑感
さすが真保さんですね。面白かったです。(以下、ネタバレあります。)
雑感(ネタバレあり)
1作目。すっかり騙されました。救助に向かうアウトローを描いていると思ったのですが・・・なるほど。
2作目。途中までは、何がミステリーなのかわからず、読み終わった後にすぐに読み返したくなる作品です。
3作目。息子を失った父親が何故、息子が亡くなった山に登るのか、その理由がなかなか意外です。
作品情報
単行本;2005年 講談社
文庫本;2008年 講談社文庫