悩みの相談を受ける不思議な雑貨店を描いた東野圭吾さんの「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を読みました。
(Amazonより)
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※ この記事は税理士かわべのブログで掲載してものを転載し加筆・訂正したものです。
作品情報
出版社、出版年月等
東野圭吾さんのノンシリーズ作品です。
単行本;2012年 角川書店
文庫本;2014年 角川文庫
あらすじ
悪事を働いた3人組が逃げ込んだ場所は廃業した雑貨店。誰もいないはずの雑貨店に手紙が届く。悩みの書かれた手紙に3人は返事を書くが・・・。
雑感
とても好きな作品です。(以下、ネタバレあります。)
ネタバレあり
人の悩みの相談を受けるのは、非常に困難なことです。アドバイスによってはとんでもない方向へ向かってしまうと思うと、思い切ったアドバイスができず、逃げのアドバイスになってしまう。そんなことを考えながら読んでいました。
最初は関係性のない相談ごとが、雑貨店と児童養護施設を中心に繋がっていく展開がとても面白いです。相談にくる人は悩みに対して思い通りの解決を得られたとは言えないかも知れませんが、その経験が別の困っている人を救う。次の展開が気になってどんどん読み進めてしまいました。
緻密なプロットに、手紙のやりとりに、少年3人の心変わりに心惹かれながら読んだ作品です。
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すっかり寒くなりました。朝はゆっくり寝ていたいですね。でも、寒い朝に飲むホットコーヒーがとても美味しいです。