原理原則に従って行動する警察官僚を描いた今野敏さんの「隠蔽捜査」を読みました。
(Amazonより)
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作品情報
出版社、出版年月等
単行本;2005年 新潮社
文庫本;2008年 新潮社文庫
あらすじ
警察庁の竜崎伸也は、発生した連続殺人事件のマスコミ対策に追われるが、身内に問題が発生する。
身内の問題にも警察庁の仕事も原理原則に従って行動し、良い解決策を見つけることができるのか?
雑感
今野敏さんの隠蔽捜査シリーズの1作目です。
(以下、ネタバレあります。)
ネタバレあり
官僚が不祥事を起こすと降格され、結局、退職(退官?)してしまう道を選ぶということだが、この物語の主人公、竜崎伸也は自分の不祥事ではないが、家族の問題から警察官僚でいることができなくなるかも知れない危機に直面しながらも逃げずに立ち向かってゆく。
自分自身が危機に陥っても、原理原則に従って、その問題から逃げず正面から向き合う姿に共感します。
小学校の同級生が同じ警察官僚になる確率は恐ろしく低いような気がするが、竜崎伸也にはその確率の低い同僚がいる。この同僚とのやり取りがまた面白い。
問題に直面した時に、逃げてしまうのは最悪な一手で何も解決しないことを改めて認識する一冊だが、逃げ出したくなるんだよな~。
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先週、新潟に行ってきました。新潟のカツと言えばタレカツですが、今回はカツカレーを食べてみました。普通でした。