汚染食品の横流し問題を描いた真保裕一さんの「連鎖」を読みました。
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作品情報
出版社、出版年月等
単行本;1991年 講談社
文庫本;1994年 講談社文庫
あらすじ
チェルノブイリ原発事故による放射能汚染食品がヨーロッパから検査対象外の別の国経由で輸入されていた!厚生省の元食品衛生監視員として、汚染食品の横流しの真相突明に乗りだした羽川にやがて死の脅迫が……。重量感にあふれた、意外性豊かな、第37回江戸川乱歩賞受賞のハードボイルド・ミステリー。
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受賞
第37回 江戸川乱歩賞(平成3年)(講談社・江戸川乱歩賞)
雑感
真保裕一さんの第1作。とても大好きな1冊です。(以下、ネタバレあります。)
企業関連のミステリーをあまり読んでいない人にお勧めかも知れません。複数の企業(や人)の思惑が入り組んだ物語がなかなか面白いです。
平成30年に読み返してみると、刑事が情報をベラベラしゃべってしまうシーン等は違和感がありますが、汚染食品について良く調べてあって、その部分は今でもとても楽しめます。(ポケベルの時代です。)
江戸川乱歩賞を受賞されているだけあって、ミステリーとしても良く考えられた物語です。(あまり詳しく書けませんが、これぞミステリーという印象です。私が若いころに読んだので思い入れが強いだけかも知れませんが・・・・・・。)
是非、読んでください。
その他
「汚染食品」を取り扱った作品と言えば・・・・・・と、次の作品を思い出しました。
「防疫」という意味で、次の作品も思い出しました。
(※ 発表年は1995年 光文社カッパノベルス)